ローマ時代の伝統と文化、歴史を色濃く残すヨーロッパの国 スペイン。
先日の4月28日、スペインとポルトガル全域で大規模停電が発生したとしてニュースになりました。
影響を受けたのは約5,000万人。たった数秒の間に15ギガワットの電力が失われ、送電網がダウン。交通機関や通信、病院などあらゆるインフラが一時機能不全に陥りましたと言う事です。

その原因としましては、再生可能エネルギーの急激な出力変動によるものだったと報告されています。一時はSNSなどを中心にサイバー攻撃や天候の異常ではないかと噂されておりましたがそう言った事ではないようです。
国内電力の約6割を再生可能エネルギーに依存すると言われているスペインでは、こうした問題の発生によって電力供給の安定性という新たな課題が浮き彫りになりました。
停電発生の翌朝には99%以上が復旧したものの、その間に事故や混乱も多発。ポルトガルでは一時的にスペインからの電力輸入を停止し、エネルギー政策の見直しが急務とされています。
・再生可能エネルギーだけの問題なのか?
先に説明した内容ですと再生可能ネルギーに問題があるように思われてしまいそうですが実際はそう言った訳でもありません。
今回の問題は電力における「慣性力」の有無が大きな焦点となっております。
電気における慣性力とは、電力系統の周波数を安定に保つために必要な、発電機が持つ機械的な慣性による力のことです。特に、通常の火力発電などのタービン発電機は、その大きな慣性モーメントにより、瞬時の需要の変化にも一定の間は周波数を維持しようとします。
しかし、今回のように再生可能エネルギーに関しましては少し相違いた事情とは異なります。 特に専門家などからはスペインにおいては電力の安定供給のための「同期コンデンサ」が十分に設置されていなかったのではという指摘もあります。
このように様々な原因から今回の事が起きてのでは無いかと考えられています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の出来事をきっかけに再生可能エネルギーの活用が進む現在において「安定供給」と言う新たな課題に今後どうやって取り組むべきかが再生エネルギー事業の課題となりそうです。