こんにちは。
GW終わってしまいましたね。皆さんはことしのGWはどのように過ごされたでしょうか?
筆者はほとんど外出することもなく、自宅でのんびり映画を見たりして過ごさせて頂きました。
結構な数の映画を観ていましたが中には過去の名作と言われるような物もたくさん観ました。
その中でもお気に入りなのはSF映画の金字塔、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』です。
映画を観ている中で筆者が少し気になった部分がありました。それは劇中で1955年のドクが85年の世界から来たマーティに向かって叫ぶ名セリフ…
「1.21ジゴワットだと!?そんな電力どこから持ってくるんだ!」
──聞いた瞬間、「え、ジゴワット?なんかすごそう!」って思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。思われた方、正解です!めちゃくちゃすごい電力です。
でも実際どれくらいスゴイのか、気になりませんか?
今回はこの台詞をちょっとだけ“電気の視点”でのぞいてみましょう!
・1.21ジゴワットってどのくらい?
そもそも「ジゴワット」って耳慣れないワードですよね。それもそのはず、存在しない単語ですから。
正しくは「ギガワット(Gigawatt)」。
これはドクを演じた役者さんの台本の読み間違いか、そもそも台本上そう記載されていたのか、あえて架空の単位を使用したのかもしれません。
そして仮にジゴワットをギガワットとした場合、
1ギガワット = 10億ワット
1.21ギガワット = 12億1千万ワット
つまり、一般家庭 約120万軒分の電気に匹敵するほどの電力量!(1日あたりの世帯消費電力量を10kWhと仮定した場合)
「えっ!?デロリアンってそんなに電気食うの⁉」と思ったそこのあなた、正しいツッコミです。
デロリアンは“落雷”でその電気を得たらしいですが
映画では、1955年の雷がデロリアンに直撃し、未来へタイムトラベル成功!という展開。
でも、現実の雷のエネルギーって…
一発あたりの電力量:約10億ジュール
出力で言えば一瞬だけの数百メガワット級
つまり、1.21ジゴワットには「ギリ届くかどうか」レベル。でも、0.0001秒の瞬間電力をどうやってデロリアンに安定供給したんだろうか…。
・たぶんこういう仕組み(妄想)
雷を「巨大コンデンサ(フラックス・キャパシター)」に一気に蓄える
一瞬で放電!→ 時空の壁をブチ抜く!
となると、デロリアンは“落雷チャージ式の超電気爆弾”のような仕組みでタイムスリップをしていたということになる。
・もし現代で再現するなら?
現代の技術でデロリアンを動かすなら
方法 ①
原子力ミニ炉 1基で1.2GW供給可能。→デロリアンに載せるのは無理!
方法②
超高圧キャパシタ 超伝導&爆速放電。→でも事故ったらビル吹っ飛ぶ
方法③
宇宙用マイクロリアクター NASA開発中。→未来のデロリアンに期待!
そもそも電気工事の視点で言えば 12億Wを一括送電なんてしたら劇中で観るあんなにも細いケーブルは溶けて蒸発しますし、落雷でチャージ?雷は瞬間的でも1000A超の大電流。絶縁破壊確定です。 と言う訳で「デロリアン、絶対どっかで絶縁不良起こしてる事でしょう。」
・まとめ
結論から言うとあれはフィクション。現実には出来ません。
でもロマンはホンモノ!
そもそも映画やエンターテイメントとにおいて「リアリティ=面白い」と言う構図には必ずしもなり得ません。
現実には無理ゲーな「1.21ジゴワット」ですが、それが“空想科学”のいいところ。初めてBTTFを観たときワクワクした気持ち、覚えてますか?
「未来って、技術とロマンでできている。」
そんな気持ちを、これからも大事にしたいですね。