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LED(発光ダイオード)とは?

2026.09.08
電気の用語集No.039「LED(発光ダイオード)」のサムネイル。半導体チップが直接光るLED電球のイラスト。

LED(エルイーディー)とは、電気を流すと光る半導体「発光ダイオード」のことです。少ない電気でよく光り、長持ちする——いまや住まいの照明の主役となった、省エネ時代の立役者です。

やさしい解説

白熱電球はフィラメントを高温に熱して光らせ、蛍光灯は放電のはたらきで光らせます。これに対してLEDは、半導体という材料に電気を流すと、そのエネルギーが直接光に変わります。熱や放電を経由しないぶん、電気をムダなく光にできる——これがLEDの省エネの正体です。

その差は数字にはっきり表れます。白熱電球60W形と同じ明るさを、LED電球なら7〜8W前後で出せます。電気代はおよそ7分の1。毎日長時間使う照明だからこそ、この差は年間で効いてきます。たとえば白熱電球54Wを同じ明るさのLED9.4Wに替えると、1日6時間の点灯で年間3,000円前後の節約になる計算です。

寿命も桁違いです。LEDの設計寿命は約40,000時間。1日10時間つけても10年以上もつ計算で、白熱電球(1,000〜2,000時間)の数十倍にあたります。高い場所の電球交換から解放されるのは、暮らしのうえでも大きな利点です。

光の質にも特長があります。LEDの光は紫外線や赤外線をほとんど含まないため、虫が寄りにくく、照らした物が色あせしにくく、器具まわりも熱くなりにくい。美術館や食品売り場でLEDが選ばれるのには、こうした理由もあるのです。虫が寄りにくい性質は、玄関灯や庭の照明でとくにありがたい特長です。

ひとつ知っておきたいのは、「LEDは切れない」は正確ではないこと。ある日突然消えるのではなく、少しずつ暗くなっていきます。明るさが当初の7割ほどに落ちたときが、寿命の目安とされています。また、光源は長寿命でも、電源部品など器具側は10年程度が交換の目安。「10年たったら器具ごと点検」と覚えておくと安心です。

暮らしとの関わり・注意点

LED化の入口は、電球の交換から。口金(E26・E17)のサイズが合えば、ねじ込むだけで完了です。白熱電球からの交換なら、その日から電気代が下がります。選ぶときは「60W形相当」などの明るさ表示(ルーメン)と、光の色(色温度)を確認しましょう。

注意したいのは適合表示です。調光器の付いた回路には「調光器対応」のLEDを。密閉型の器具や断熱材が施工された天井には、それぞれ対応した製品を選ばないと、寿命が縮んだり故障したりする原因になります。LEDは熱に弱いため、こもった熱から守る設計が必要なのです。

蛍光灯のシーリングライトは、ランプだけの交換ではなく器具ごとLEDに替えるのが本命です。蛍光灯には2027年末で製造が終わる「2027年問題」もあり、10年以上使った器具なら、なおのこと買い替えどきです。新しい器具は調光・調色機能付きが主流で、暮らしに合わせて光を変えられます。

ダウンライトなどのLED一体型器具や、配線にかかわる交換は電気工事士の仕事です。家じゅうの照明をまとめてLED化すれば、電気代も交換の手間もぐっと減ります。高所の器具や浴室など、場所ごとの適合選びもプロの得意分野です。計画づくりからお手伝いしますので、お気軽にご相談ください。

関連する用語

置きかえられる側の「白熱電球」「蛍光灯」は、それぞれの項でくわしく。明るさ選びは「ルーメン」、光の色は「色温度」、サイズは「口金」の項とあわせてどうぞ。

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