こんにちは
分電盤の中やコンセントを交換するときにちらっと見える、赤・白・黒の色のついた電線たち。
「なんで色が違うんだろう」「間違えて触ると危ないのでは」と、気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうなんです、実はこの色分け、電気を安全に届けるための大切なルールが存在するんです。
今回は、そんな屋内配線の色分けルールを電気のプロがやさしく解説します。
結論から先にお伝えすると、住宅の屋内配線では白線が電気の通り道である「非接地側」、黒線が電気を大地へ逃がす「接地側」、赤線は200V配線や3路スイッチなどの複線化に使う線として使い分けられています。
色にはきちんと意味があり、電気工事士はこのルールに沿って配線しています。

・電線の色には「意味」がある
電気工事の内線規程では、電線の色をある程度統一するルールが定められています。
すべて同じ色にしてしまうと、どの線がどの役割か分からなくなり、感電や誤配線の原因になってしまうためです。
色分けがあることで、工事する側も、あとから点検する側も、安全かつ正確に作業できるようになっています。
・電気の通り道「白線(非接地側)」
白線は、電力会社から送られてきた電気が流れる「非接地側」の電線です。
スイッチや照明、コンセントに電気を届ける役割を持ち、常に電気が流れている可能性がある線として扱われます。
作業の際は、通電していないか必ず確認してから触れる必要があります。
・電気を逃がす「黒線(接地側)」
黒線は「接地側」と呼ばれ、電柱のトランスを通じて大地とつながっている線です。
この線があることで、万が一漏電が起きた際に電気を安全に大地へ逃がすことができます。
白線と黒線を逆に接続してしまうと、機器の故障や感電のリスクが高まるため、正しい配線が欠かせません。
・200Vや複線化で使う「赤線」
エアコンやIHクッキングヒーターなど200Vの機器を使う配線や、階段の3路スイッチのように複数の電線が必要な箇所では、赤線が使われます。赤線があることで、白・黒だけでは表現しきれない配線パターンにも対応できるようになっています。
・アース線(緑・黄緑)との違い
洗濯機や電子レンジなどのコンセントについている緑や黄緑の線は「アース線」です。
漏電した際に感電を防ぐための線で、白・黒・赤とはまったく別の役割を持っています。アース線を接続せずに使用するのは大変危険なので、必ず接続してご使用ください。

・配線の色に迷ったら電気工事士へ
色分けのルールを知っていても、実際の配線作業は感電のリスクをともなうため、必ず電気工事士が対応します。
「古い家で配線の色がルール通りでない」「増設したいけれど色の意味が分からない」といった場合は、専門業者にご相談ください。
・よくある質問
Q. 古い家だと色分けが今のルールと違うことがありますか?
A. 改正前の配線が残っている場合があります。リフォームの際に現地で確認いたします。
Q. 白と黒を間違えて配線するとどうなりますか?
A. 機器の誤作動や感電の危険があります。必ず電気工事士による正しい施工が必要です。
Q. 赤線がない家もありますか?
A. 200Vの機器や3路配線がない場合は使われていないこともあり、異常ではありません。
・まとめ
いかがでしたか
電線の色分けは、私たちが安全に電気を使うための、目立たないけれど大切なルールです。
「配線の状態が気になる」「増設・リフォームを検討している」など、配線に関するご相談はお気軽にどうぞ。安全第一で丁寧に対応いたします。
屋内配線の点検・工事のご相談は、株式会社ケー・ディー・エスまでお気軽にお問い合わせください。現地調査・お見積りまで丁寧に対応いたします。