電気のことなら、まるごと対応 ― 官公庁・大手工場から店舗・ご家庭まで、確かな技術でお応えします
ご家庭の電気工事はこちら 会社概要 お問い合わせ
フリーコール(平日 8:00-18:00)
0800-888-6498
フリーコール(平日 8:00-18:00)
0800-888-6498
ブログ

静電気とは?

2026.08.13
電気の用語集No.013「静電気」のサムネイル。プラスとマイナスに帯電した2つの球の間に火花が走るイラスト。

静電気(せいでんき)とは、物にたまったまま動かずにいる電気のことです。冬のドアノブで「バチッ」とくる、あの正体。電線を流れる電気と区別して、「静かな電気」と書きます。

やさしい解説

物と物がこすれ合うと、片方の表面から、もう片方へ電子が移動することがあります。電子を失った側はプラスに、受け取った側はマイナスに——このように電気がかたよった状態を「帯電」といい、たまった電気が静電気です。

セーターを脱ぐときのパチパチや、下敷きで髪が逆立つ現象は、すべてこの帯電によるもの。同じ種類の電気どうしは反発し合うので、マイナスを帯びた髪の毛はおたがいに離れようとして、ぶわっと広がるのです。

ドアノブの「バチッ」は、体にたまった静電気が、金属に触れた瞬間に一気に飛び移る放電現象です。このときの電圧は、数千〜1万ボルトにもなります。それでも大けがにならないのは、流れる電気の量(電流)がごくわずかで、一瞬で終わるから。電圧の高さと危険性は、必ずしもイコールではないことが分かる、良い例です。

静電気が冬に多いのは、空気が乾燥しているからです。湿度が高ければ、たまった電気は空気中の水分を通して自然に逃げていきますが、乾燥するとその逃げ道がなくなり、体や服にどんどんたまってしまうのです。

じつは静電気は、嫌われ者であると同時に、働き者でもあります。コピー機やレーザープリンターは、静電気の力でトナーの粉を紙に吸い付けて印刷していますし、食品ラップが器にぴたっと張り付くのも静電気のおかげ。車の塗装をムラなく仕上げる「静電塗装」という技術もあります。使いようによっては、頼れる存在なのです。

「静電気体質」という言葉がありますが、体質よりも大きいのは、肌や服の条件です。乾燥肌の人、ポリエステルやナイロンなど化学繊維を重ね着している人は、電気がたまりやすくなります。素材の組み合わせを変えるだけでも、パチパチはずいぶん減らせます。

暮らしとの関わり・注意点

「バチッ」を防ぐコツは、大きく2つ。ひとつは乾燥を防ぐこと——部屋の加湿と、肌の保湿です。もうひとつは、金属に触れる前に、木の壁やコンクリートなどに手のひら全体でタッチして、電気をゆっくり逃がしておくこと。指先でおそるおそる触れるより、痛みをぐっと減らせます。

洗濯の柔軟剤も立派な静電気対策です。繊維の表面に水分を保ちやすくして、衣類を帯電しにくくしてくれます。化学繊維の重ね着はパチパチのもとになりやすいので、「今日はやけに静電気がひどい」という日は、服の組み合わせも見直してみてください。

ひとつだけ、安全にかかわる大切な話を。ガソリンスタンドのセルフ給油機に「静電気除去シート」が付いているのは、静電気の火花がガソリンの気化ガスに引火するのを防ぐためです。給油前のワンタッチは、必ず守ってくださいね。

また、パソコンのメモリ増設など精密機器を扱うときは、作業前に金属製のドアノブや机の脚に触れて、体の静電気を逃がしておくのがお作法です。人が感じないほど弱い静電気でも、電子部品にとっては壊れるのに十分な電圧のことがあるからです。

関連する用語

静電気の主役は「電子」で、その移動が帯電のしくみです。「電圧(V)」の項を読むと、数千ボルトでも平気な理由がより深く分かります。ちなみに、雷は雲にたまった巨大な静電気の放電。ホコリと湿気で起きる「トラッキング現象」も、コンセントまわりの放電つながりで要チェックです。

前後の記事

一覧へ戻る
お問い合わせはこちら