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落雷で機器の故障は火災保険(雷災)で直せる?

2026.07.11

こんにちは。

ここ最近は毎日のように台風に関する話題が多く、その影響で毎日のように雨が続いております。

そんな台風が多くなると増えてくるのが、雷によるトラブルです。

「ゴロゴロと鳴ったあと、急にテレビが映らなくなった」「インターネットがつながらない」——そんなご相談を、毎年この季節に多くいただきます。

雷は私たちが思う以上に、家の中の電化製品などに深刻なダメージを与えます。

この記事では、雷で家電が壊れる仕組みから、テレビが映らないときの対処、そして火災保険で直せるケースまで、電気工事店の視点でまとめました。

結論から言うと、落雷でテレビアンテナが壊れて映らなくなった場合、多くの場合で火災保険の「落雷(雷災)」補償で修理・交換できる可能性があります。

まずは症状を確認し、保険会社へ相談を。申請には被害状況の写真と修理見積書を用意するとスムーズです。

 

・なぜ雷で家電が壊れるのか

「うちには雷が落ちていないのに、なぜ家電が壊れたの?」とよく聞かれます。実は、雷の被害は直撃だけではありません。主な侵入経路は次の3つです。

雷が家電を壊す3つの侵入経路を示した図解
雷の被害は、直撃だけでなく「誘導雷」「侵入雷」でも起こります。

①直撃雷は、屋根やアンテナに直接落ちるケース。最も被害が大きく、テレビアンテナやブースターが一瞬で壊れることがあります。

②誘導雷は、近くに落ちた雷の影響で電線などに高い電圧(雷サージ)が発生するもの。

③侵入雷は、その過電圧が電線や通信線を伝って家の中の機器に流れ込むものです。直撃を受けていなくても、②③によって家電が故障するのはこのためです。

 

・「テレビが映らない」その原因は?

落雷のあとにテレビが映らなくなったら、まずは落ち着いて状況を確認しましょう。下のフローが目安になります。

落雷後にテレビが映らないときの対応チェックフロー
原因がアンテナ側か、機器側かで対応が変わります。

録画機やルーターなど他の機器も不調なら、宅内に過電圧が回った可能性があります。テレビだけが映らない場合は、アンテナ・ブースター・分配器といった受信設備の故障が疑われます。これらは屋根の上や天井裏にあることが多く、点検には高所作業や専門知識が必要です。無理にご自身で確認しようとせず、電気工事店やアンテナ業者にご相談ください。

 

・テレビ以外にも。雷で壊れやすい機器

雷の被害というとテレビを思い浮かべがちですが、実際に故障のご相談が多いのは次のような機器です。とくに通信回線や電源を通じて雷サージが入り込むため、ネットワーク機器が狙われやすい傾向があります。

  • インターネット機器:光回線終端装置(ONU)、Wi‑Fiルーター、モデム
  • 給湯設備:エコキュートや給湯器のリモコン基板
  • 太陽光発電:パワーコンディショナ(パワコン)
  • インターホン・防犯設備:屋外配線を伝って被害が及ぶことがあります。落雷時の故障のお問い合わせで一番多いパターンです。

これらは生活に欠かせない設備ばかり。落雷のあとに「お湯が出ない」「ネットがつながらない」「インターホンが鳴らない」といった症状が出たら、雷の影響を疑ってみてください。

 

・雷が増えるのはいつ?

関東をはじめ太平洋側では、雷は梅雨明け前後から夏にかけて増えます。とくに、日中に地面が暖められて大気が不安定になる午後から夕方にかけては要注意。急に空が暗くなり、冷たい風が吹いてきたら雷接近のサインです。気象庁の「雷ナウキャスト」や天気予報アプリで雷の活動度を確認できるので、外出前や在宅時のこまめなチェックがおすすめです。雷が近づいたら、慌てずに大切な機器のプラグとアンテナ線を抜いておくと安心です。

 

・火災保険の「落雷」補償で直せることがあります

意外と知られていませんが、雷による家電や設備の故障は、ご加入の火災保険の「落雷(雷災)」補償で修理・交換できる場合があります。「火災保険なのに家電も?」と思われるかもしれませんが、多くの火災保険には落雷による損害が含まれています。

ただし、補償の有無や範囲は契約内容によって異なります。経年劣化との区別が必要なケースもあるため、まずはご加入の保険会社・代理店に確認するのが確実です。申請の際は、被害状況の写真と、修理・交換の見積書を用意しておくと手続きがスムーズに進みます。私たちが点検した際にも、こうした書類のご用意をお手伝いしています。なお、保険の適用可否は最終的に保険会社の判断となりますので、その点はあらかじめご了承ください。

 

・雷から家を守るためにできること

被害を完全にゼロにはできませんが、リスクを減らす対策はあります。

  • 雷ガード付きの電源タップを使う:パソコンやテレビなど大切な機器に有効です
  • 避雷器(SPD)を分電盤に設置する:宅内全体を過電圧から守る根本的な対策です
  • 雷が近いときはプラグを抜く:アナログですが確実。アンテナ線も抜くとより安心です

特に避雷器の設置は電気工事をともなうため、専門業者による施工が必要です。雷の多い地域や、高価な機器を多く使うお宅では検討する価値があります。

 

・アンテナの確認を自分でやるのは危険です

「屋根に上ってアンテナを見てみよう」と考える方もいますが、これはおすすめできません。アンテナは屋根の上や高所にあることが多く、転落事故の危険がともないます。雨上がりで屋根が滑りやすいときはなおさらです。また、雷で傷んだ配線に不用意に触れると、思わぬ感電につながる恐れもあります。

ブースターや分配器の交換、宅内配線の修理には電気の知識が必要で、配線をともなう作業は電気工事士の資格が求められる場合もあります。安全とアンテナ受信の品質、その両面から、点検・修理は専門業者に任せるのが安心です。私たちが伺う際は、被害状況の確認から、保険申請に使える写真・見積書のご用意までまとめて対応します。

 

・よくある質問

Q. 落雷でテレビが映らなくなったら、まず何をすればいい?
A. アンテナ本体やブースター、テレビ・レコーダーのどこに不具合があるかを切り分けます。原因の特定が難しいため、まずは専門業者に点検を依頼するのが確実です。

Q. 火災保険で本当に直せますか?
A. 多くの火災保険には落雷(雷災)による損害の補償が含まれます。ただし適用の可否は契約内容により、最終的には保険会社の判断です。被害の写真と修理見積書を用意して相談しましょう。

Q. 雷の被害を防ぐ方法はありますか?
A. 分電盤への避雷器(SPD)設置や雷ガードタップ、雷接近時にプラグ・アンテナ線を抜くなどの対策が有効です。くわしくは雷サージの記事もご覧ください。

 

まとめ

いかがでしたか。

雷は、直撃しなくても家電に被害を及ぼします。

テレビが映らない・受信不良が起きたら、アンテナ側か機器側かを切り分け、必要に応じて点検を依頼しましょう。

そして、火災保険で直せる可能性を忘れずに確認することが大切です。「落雷のあとから調子が悪い」という方は、被害が広がる前に一度ご相談ください。


落雷によるアンテナ・電気設備のトラブル、避雷器の設置は、株式会社ケー・ディー・エスまでお気軽にお問い合わせください。点検・お見積りから保険申請用の書類づくりまでサポートいたします。

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