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PSEマークとは 電気用品安全法の基礎と丸形・菱形の違い

2026.07.28

こんにちは
皆さんのご家庭にある家電や充電器、テーブルタップなどをよく見ると、「PSE」という文字が丸や菱形で書かれたマークを見つけられます。

これがいわゆる「PSEマーク」。

なんとなく安全の印なんだろうなとは分かっても、正確な意味は知らないという方も多いはず。

実はこのマーク、私たちが電気製品を安全に使うための大切な目印です。

この記事では、PSEマークの意味と見方を、電気工事のプロがわかりやすく解説します。

結論から先にお伝えすると、PSEマーク電気用品安全法(電安法)に基づき、安全基準を満たした電気製品に付けられる安全マークです。形には「丸形」と「菱形」があり、対象の製品はこのマークがないと国内で販売できません。買うときの安全の目印になります。

 

・PSEマークとは?

PSEは「Product Safety Electrical Appliance & Materials」の略で、日本の電気用品安全法にもとづく安全マークです。電気製品は、使い方を誤ると感電や火災の危険があります。そこで国は、対象となる電気用品について安全基準を定め、その基準を満たした製品だけにPSEマークの表示を認めています。つまり、PSEマークは「この製品は国の安全基準をクリアしていますよ」という目印なのです。対象製品は、このマークがないと製造・輸入・販売ができません。

 

・丸形と菱形、2つの違い

PSEマークには、形が2種類あります。
〔図〕危険度が高めの「特定電気用品」は、菱形のPSEマークです。
丸形のPSEは「特定電気用品以外」の電気用品に付くマークで、モバイルバッテリーやLED電球、テーブルタップなどが該当します。菱形のPSEは、より危険度が高いとされる「特定電気用品」に付くマークで、ACアダプターや電源コードなどが該当します。形によって製品の区分が分かる、というわけです。

比較項目 ○ 丸形PSEマーク ◇ 菱形PSEマーク
対象区分 特定電気用品以外 特定電気用品
危険度 比較的低い 比較的高い
PSEマーク
PSE
PSE
主な製品例
  • モバイルバッテリー
  • LED電球
  • テーブルタップ
  • 電気スタンド
  • 電気毛布
  • ACアダプター
  • 電源コード
  • 延長コードセット
  • 配線器具
  • ヒューズ
販売条件 技術基準適合が必要 第三者認証機関による適合性検査が必要
ポイント 日常的に使う電気製品に多い 事故時の危険性が高いため、より厳しい基準
💡 ワンポイント
丸形と菱形は「どちらが安全」という違いではありません。
どちらもPSEの安全基準を満たした製品であり、違いは製品の種類(区分)です。
危険性が高いとされる製品ほど、より厳しい認証が必要になるため菱形PSEが表示されています。

 

・モバイルバッテリーもPSEの対象に

近年とくに知っておきたいのが、モバイルバッテリーもPSEマークの対象になっていることです。モバイルバッテリーはリチウムイオン電池を使うため発火のリスクがあり、事故が相次いだことから、2019年2月以降、PSEマークのないモバイルバッテリーは販売禁止となりました。今、日本で売られているモバイルバッテリーには、丸形のPSEマークが付いているのが原則です。買うときは、このマークの有無を確認しましょう。

 

・ 海外通販・激安品には要注意

注意したいのが、海外通販サイトで買う電気製品です。個人輸入で海外から直接購入する場合、PSEマークの表示義務がかからないことがあり、日本の安全基準に適合しているか分からない製品が手に入ってしまうことがあります。なかには、基準を満たしていないのにPSEマークを表示している悪質な例も。「安いから」と責任の所在が不明な製品に手を出すのは禁物です。マークの有無に加えて、製造元や販売元が明確かどうかも確認しましょう。

 

・PSEマークだけに頼りすぎないことも大切

PSEマークは安全選びの大切な目印ですが、「マークがあれば100%安全」というわけではない点も知っておきましょう。PSEは、国の検査機関が必ず一つひとつ検査するのではなく、製造・輸入する企業が技術基準への適合を確認して表示するしくみです。悪質な製品では、基準を満たさずにマークを表示している例もあります。だからこそ、マークの有無に加えて、製造元・販売元が信頼できるか、保証やサポートがしっかりしているかも、あわせて確認するのが安心です。

 

・よくある質問

Q. PSEマークがない製品は使ってはいけませんか?
A. 対象製品の販売には表示が義務づけられています。マークのない対象製品は安全が確認できないため、使用は避けるのが安心です。

Q. 丸形と菱形、どちらが安全ですか?
A. どちらも基準を満たした証で、優劣ではありません。菱形は危険度が高めの「特定電気用品」に付く、という区分の違いです。

Q. LED電球やテーブルタップにもPSEは必要ですか?
A. はい。これらも電気用品としてPSEの対象で、丸形のマークが付きます。購入時の目印にしましょう。

Q. 海外で買った電気製品は日本で使えますか?
A. 個人使用なら直ちに違法ではありませんが、日本の安全基準への適合は保証されません。国内向けにPSE対応した製品を選ぶのが安心です。

 

・まとめ

いかがでしたか

PSEマークは、電気製品を安全に選ぶための大切な目印です。

とくにモバイルバッテリーや充電器、海外通販品を買うときは、マークの有無と製造元をしっかり確認しましょう。

電気を安全に使うための知識として、ぜひ覚えておいてください。

特に毎日使う充電器やタップ、長く使う照明器具などは、安心して使える正規品を選ぶことが、火災や事故を防ぐ確実な一歩になります。電気設備や配線まわりの安全のご相談は、いつでもお気軽にどうぞ。

 


電気設備の安全点検・ご相談は、株式会社ケー・ディー・エスまでお気軽にお問い合わせください。現地調査・お見積りまで丁寧に対応いたします。

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