こんにちは
オフィスや店舗の天井や壁でよく見かける、緑色の「非常口」の案内灯や、天井に埋め込まれた小さな照明。
普段は意識することがほとんどありませんが、実はこれらには法律で定められた点検義務があります。
「うちのテナントも対象なのか分からない」「点検を忘れていたらどうなるのか不安」――そんなお悩みも、仕組みを知ることで解消できます。
今回は、非常照明・誘導灯の点検義務を、電気のプロがやさしく解説します。
結論から先にお伝えすると、非常照明・誘導灯は消防法により設置と点検が義務付けられており、点検は6か月ごとの機器点検と1年ごとの総合点検が必要です。多くの店舗・オフィスが対象になります。
点検を怠ると、いざという時に避難経路を照らせない恐れがあるため、非常に重要な設備です。

・非常照明と誘導灯は役割が違う
「非常照明」と「誘導灯」は似ているようで、実は役割が異なります。
非常照明は停電時に足元や周囲を明るく照らし、安全に避難できるようにするための照明です。
一方の誘導灯は、非常口や避難方向を示すサイン灯で、暗い中でも避難経路が分かるように設置されています。どちらも、火災や停電といった非常時に人命を守るための重要な設備です。
・設置が義務付けられている建物とは
不特定多数の人が出入りする店舗、飲食店、オフィスビル、病院、宿泊施設などは、消防法により非常照明や誘導灯の設置が義務付けられています。建物の用途や規模によって設置基準が異なるため、テナントとして入居する際は、既存の設備が適切に機能しているかを確認しておくことが大切です。
・6か月ごとの「機器点検」
機器点検では、非常照明や誘導灯が正常に点灯するか、バッテリーが正しく充電されているかなど、基本的な動作確認を行います。停電を模擬したスイッチ操作で、内蔵バッテリーによる点灯を確認する作業が中心です。この点検は比較的短時間で完了します。
・1年ごとの「総合点検」
総合点検では、実際に停電状態を再現し、規定時間以上点灯し続けるかなど、より詳細な性能確認を行います。バッテリーは消耗品のため、経年で点灯時間が短くなることがあります。総合点検の結果によっては、バッテリーや器具本体の交換が必要になる場合もあります。
・点検結果は報告義務がある
一定規模以上の建物では、点検結果を消防署へ報告する義務があります。点検を怠ったまま放置すると、いざという時に避難誘導ができないだけでなく、行政指導の対象になることもあります。日頃から点検記録を残しておくことをおすすめします。

・点検・交換は電気工事士へ
非常照明・誘導灯の点検やバッテリー交換は、電気設備の専門知識が必要です。「点検の時期が分からない」「誘導灯が点灯しなくなった」といったご相談は、専門業者にご確認ください。
・よくある質問
Q. 小さな店舗でも点検は必要ですか?
A. 建物の用途や規模により異なります。設置義務の有無を含めて現地でご確認します。
Q. バッテリーの寿命はどれくらいですか?
A. 一般的に4?6年程度が目安です。総合点検で点灯時間が短い場合は交換をおすすめします。
Q. 点検を忘れていた場合はどうすればいいですか?
A. まずは現状の動作確認から始めましょう。早めのご相談で適切に対応できます。
・まとめ
いかがでしたか
非常照明・誘導灯は、いざという時に人命を守る大切な設備です。
「点検時期が分からない」「バッテリーが切れているかも」など、非常照明・誘導灯に関するご相談はお気軽にどうぞ。安心してお使いいただけるようサポートいたします。
非常照明・誘導灯の点検・交換のご相談は、株式会社ケー・ディー・エスまでお気軽にお問い合わせください。現地調査・お見積りまで丁寧に対応いたします。