普段から差しっぱなしになったコンセントと電源プラグの間にほこりが溜まることにより、そこに湿気が加わると、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間に「トラック」と呼ばれる電気のとおり道をつくります。やがてはそこから放電をおこし、発火してしまいます。
これがトラッキング現象です。ほこりがたまりやすい場所に長年差し込んだままの電源プラグはトラッキング現象が起こりやすいので注意が必要です!狭い隙間はホコリが溜まりやすいので注意!
また、よく起こりやすい場所としては、冷蔵庫の裏やタコ足配線がされている部屋の隅など、基本ほこりが溜まりやすい場所などが危険です。
トラッキング現象を起こさない為の対応
- コンセントプラグにホコリをためないようこまめに掃除をする。
定期的にホコリの掃除をしたり、プラグにホコリがたまらないカバーやトラッキング防止加工されたパーツを取り付けてホコリから守りましょう! - 使わないコンセントを塞ぐ
普段使用しないタップの差込口やコンセントの差込口に蓋をして、ホコリや異物の侵入を防ぎましょう。 - 古いプラグのタップは使わない
タップは消耗品です。変形・変色していたら取り替えましょう
梅雨の季節には、ホコリが湿気を含みトラッキング現象が起こりやすくなり、寒い季節には結露によりホコリが湿気を含みトラッキング現象が起こりやすくなります。トラッキング現象はホコリがたまっていたらいつ発生してもおかしくありません。いま一度コンセント付近の点検・清掃を行い、トラッキングによる火災を防ぎましょう!
定期的な清掃、点検が大切です!