先日、いつもお世話になっておりますトシン電機さんの本庄営業所において展示会があり、参加させて頂きました。
午後3時からと言うことでしたが筆者は他の業務もあって少し遅れて午後4時過ぎからの参加となりました・・・。
しかしながら営業所の所長含め、スタッフの皆様からの温かい歓迎を受け、ジュースや焼きそばなどをごちそうになりました(*^_^*)
とはいうものの筆者もご馳走になるために来たのではなく、展示会ですので普段なかなかお話しすることの出来ない電設・工具メーカーさんとの交流がしたくて参加いたしました。
様々なメーカーさんがブースを出展しており、工具メーカーのマキタさんやアンテナ関係ではSUN電子さん、DXアンテナさん、今回初めてだったのが電線メーカーの矢崎さんなども出展しておりました。
そんな中、筆者が興味をそそられたのが株式会社K.I ドリルさんが出展しておりました「六角軸面取付ビニルホルソー」という商品でした。
・六角軸面取付ビニルホルソー
我々電気工事業者はケーブル配管においてプルボックスという分岐や敷設を容易にすることができる箱を設置するのですが
このプルボックス、加工の際に少し厄介な問題が・・・。
問題というのもプルボックスの素材には金属製の物と樹脂製の物の2種類が存在し金属製の物はそれほど問題は無いのですが樹脂製の物はその素材故に厄介なのです。
プルボックスには配管を接続する際にコネクタを使用し管とボックスを接続します。
そしてそのコネクタを取り付けるため適合したサイズを穴を開ける必要があります。
当然この穴は電動ドリルを用いて開けますが穴開けの際、ホルソーの内部に穴開けで発生したゴミが内部に残ってしまいます。これは金属と違って樹脂製の物は切断中のドリルの熱で溶けて切断後もホルソー内部残ってしまうのが原因です。
しかもこのゴミがなかなか除去出来ない。
溶けてくっついてしまっているのです。毎回これには悩まされます。
しかし、六角軸面取付ビニルホルソーはその構造上、張り付くことなく切断後は自重で簡単に取れてしまうというスグレモノ!!しかも切断後の面取りまでしてくれるという凄いヤツ!
展示会で見て思わず購入してしまいました。
・実際にやってみた。
今回はプルボックスでなく樹脂製のアウトレットボックスで代用致しました。
まずは一般的なホルソーでの穴開けです。
今回は新品unika 19mmホルソーで試してみます。
ギイイイーーン、ゴボッ!!
穴は開きましたが仕上がりは決して綺麗と呼べる物ではありません。いつもでしたらこのバリをカッターやスリ等で面取りを致します。
そしてこれが使用後のホルソーです。
熱で樹脂が溶けてホルソーに張り付き、内部にゴミが残ったままになっております。
いつもでしたらこの後、マイナスドライバーなどでゴミを除去します。
続きまして、六角軸面取付ビニルホルソーの登場です。果たしてどれほどの実力なのでしょうか?
ウイィィーーーン、ポトッ!
さっきと違い、無理に開けているような感じはなく、それほど力を入れること居なくあっという間に穴開け完了。
ボックスの中には切断したゴミがそのまま落ちていました。恐らく切断後にそのまま自重で中に落ちたのでしょう。さすがです。
ちなみにこれは先ほどのホルソーから取り出したゴミです。
加工後の仕上がりを比較してみても一目瞭然です。ビニルホルソーの方が専用と言うだけあってとても綺麗な仕上がりです。
・最後に
いかがでしたでしょうか。
今回展示会で購入した新製品のレビューという新たな試みでやらせて頂きました。
今後も新たに購入した工具や新製品を取り上げていこうと思います。
今回紹介した株式会社K.I ドリルさんの六角軸ビニールホルソーはアマゾンさんなどのネットショップでも販売しております。
興味のある方は是非ご確認ください。