ブレーカーが落ちたら・・・①

一般家庭でも会社、工場でも一度はブレーカーが落ちた経験があるのではないでしょうか?
ここではご家庭のホーム分電盤を例にとって、ブレーカーが落ちたときの問題点や対処法を紹介したいと思います。

まず、ご家庭にある電気機器やコンセント等はすべてブレーカーの2次側(送り側)から配線されていると考えてください。通常ブレーカーが落ちた場合は、ブレーカーに表示されているA(アンペア)以上の電流が流れたときにブレーカーがこれ以上負荷がかからないように遮断する安全装置の役割を果たします。(規定の電線ケーブルの太さ以上の電流が流れると、電線が熱をもち火災の危険性を伴う理由もあります)

ご家庭ですとその辺はご存じの方が殆どで、一度家電製品の電源を落としあた後にもう一度ブレーカーを上げる事が多いのではないでしょうか。

通常はこれでほぼ解決します。原因は様々ですが、専用回路ではない一般コンセント回路に「エアコン」「電子レンジ」「乾燥機」や同時にドライヤーをかけたりする場合に多く見受けられますね。

その場合の対処方法としては、負荷のかかる機器を専用回路にする方法が良い方法だと思います。
最近の住宅の場合は、エアコン取付場所やキッチン周り、脱衣場、洗濯場周りに専用コンセント(アース付き)を施工する場合は多いのですが、築年数の経っているお住まいの場合には、専用になっていない場合もあります。

また、ただブレーカーを増やせば良いという物ではありません・・・。

ホーム分電盤についている、小さいブレーカーの数に流れた電流が主ブレーカーの容量をオーバーした場合は、今度は主幹ブレーカー(通常は左側にある大きなブレーカー)が落ちてしまう場合があるからです。

頻繁にブレーカーが落ちる場合は、一度管轄の電力会社に相談するか、電気工事会社様に相談してみてください。

最近、お客様からよくお問合せがあるのが、季節的にエアコンを入れたらメインブレーカーが落ちるようになったとのご相談を受けます。
そのお客様のご自宅は、30A契約ブレーカーでしたので、お子様の部屋にあらたに付けたエアコンが原因で過負荷になり落ちてしまうというものでした。結局契約ブレーカー容量を上げ、将来的な事も含めて電柱からの引込線も太い電線に変更し対応させて頂きました。

一昔、二昔前でしたらまだしも、最近の猛暑、酷暑も原因すると同時に、コロナの事情で在宅率が高くなってきている為、取り付けていない部屋にもエアコンを増設するケースが多くなっています。

エアコンをご購入される場合は、今一度その辺も見直しされてみては如何でしょうか?

エアコンだけ購入したつもりが、かえって高くついてしまったと言う事もございます。

エアコンだけで無く、乾燥機や最近ではEV車の充電器設置の為の電源工事なども、主幹ブレーカーや契約ブレーカーの変更が必要になる場合もあります。

事前に検討することで、最終的に手間を減らすことになりお財布にも優しい結果になることもありますね。

よく家電店にて購入しようと思ったら、専用回路がないので取り付けられませんと言われる事もございます。
ご不安な場合は、弊社でも対応できますので是非お問合せください。

その他、漏電ブレーカーが落ちた場合の対処、改善方法や、タコ足配線による過負荷の危険性などありますので、その辺は次回にまたお話しさせて頂きます。お読み頂きありがとうございました。

 

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