先日、お休みの日にとある書籍を読んでいて興味深い内容を目にしたのでブログの記事としてご紹介しようと思いました。
それは「真空管」という機器部品についてです。
現在でこそ我々の生活の中ではあまり目にする機会の無い部品であり、もしかしたら「真空管」という存在自体知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんな「真空管」についてご紹介する番外編的な回です。
・真空管とは?
そもそも真空管(ここでは主に三極管のことを紹介)とは何かというとその外見は小さなガラス製のランプのようなモノの中に真空状態で電極が封入されているもので20世紀の初頭の1907年にリー・ド・フォレストというエンジニアが発明しました。その用途は彼が取得した特許に謳われている内容を引用させて頂くと「弱い電流を拡大する装置」。
つまりは電流の増幅及び制御の出来るものと思って頂ければ大丈夫です。
その構造は真空管内の小さな金属板に電子の流れを通すことでより強力にすることが出来、この増幅の強さは電圧を変化させ、熱電子の流れをコントロールする真空管内の「グリッド」という粗い網状の電極で制御されます。
たとえば現在でも真空管を使用するオーディオなどの音響機材を例として説明しますと音を大きくしたいときにボリュームを変えますがこれはグリッドに与える電圧を刺激し、それにより熱電子の流れが増え、音が大きくなルという仕組みです。
・真空管の各国での呼称
ちなみにこの「真空管」。我が国においてはその特徴からなぞられてそう呼ばれておりますが米国ではその見た目から「TUBE」(チューブ)と呼ばれており、同じ英語圏でも英国では真空管の電流の流れを制御するその働きを水道管に例え、「VALVE」(バルブ)と呼称しているそうです。
いかがでしたでしょうか。今回は筆者の個人的な興味をベースとした部分の多い内容の記事でしたのでもしも楽しんで頂けたのなら幸いです。