意外と知らない電気の歴史①   人類初の電気

今回から不定期ではありますがシリーズとして私たち普段使用している電気がどう始まり、どう発展していったのかについてご紹介していこうと思います。
ただ、「歴史」や「電気」などという単語を耳にすると小難しさを感じてしまいがちですので大きな出来事のみをピックアップしていき、いわゆる「雑学」的な感覚で読みものとして読んで頂けたら幸いです。

今回は第1弾としまして人類史上最初に電気の存在に気づいた人物「ターレス」についてお話しします。

 

・人類初の電気の発見者 ターレス

時代は紀元前の600年頃の今から約2600年ほど前に古代ギリシャの哲学者であるターレスという人物が琥珀を布で磨いている際に糸くずなどが琥珀に吸い寄せられる事を発見。

これが現在人類で最初の「静電気」の発見であると言われております。
しかし、このときはまだ「静電気」の存在には認識しておらず、あくまで「現象」のひとつとしてしか捉えていませんでした。

現にターレス自身は当然、静電気の存在などは知りませんのでこれを「磁気」によるものだとし、琥珀は布で擦ると「磁石」に変わるのだと考えておりました。

そして、この現象が「静電気」と分かるのはこの時代から2200年も後になってからです。

ターレスの考察は現代でこそ突拍子もない考えに感じますがこれが現在まで続く電気の歴史のターニングポイントであり、この後に続く偉人たちの原点なのです。

今回はそんな人類初の電気の発見者「ターレス」についてご紹介しました。