意外と知らない電気の歴史①   静電気の発見

前回に電気の歴史と言うことでターレスについてご紹介致しましたが今回はその第2弾としまして電気と磁気の父と称されるイギリスの医師であり学者 ウィリアム・ギルバート(以下、ギルバート)についてご紹介いたします。


静電気の発見

前回、紀元前にターレスが琥珀を布で擦ることで静電気が発生することを発見し、これを琥珀が磁気に変化したと解釈していたと言う事をご紹介しましたが、16世紀、ギルバートも同様に静電気と磁気は同じものであると認識していましたが琥珀のそれは時間が経過することでなくなり、磁石の磁気はいつまでも消えることがないことに疑問を持ち、研究の末、静電気と磁気は異なったものであることを証明しました。

これが人類で初めて静電気の発見でした。

また、ギルバートは方位磁針がなぜ北を向くのかなども研究し、様々な実験の元、地球自体が磁石であることも証明しました。

このギルバートの研究成果を示した書籍などは後世に多大な影響を与え、ターレス以降、あまり発展のなかった人類の電気の歴史を急速に発展させることとなる要因の一つとなりました。

いかがでしたしょうか?
今回はそんな人類の電気の歴史を飛躍させて偉人の一人、ウィリアム・ギルバートについて紹介いたしました。